岡本商店ホームページ、その2
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2011年01月09日 OHLINS リアショックピストン組立用の治具を作ってみた


↑材料切り出し~の図
φ60になると、旋盤の貫通孔も通らないのねぇ

 BMWのHP2 ENDURO用のオーリンズリアショック整備のお仕事を頂いきまして、
フタを空けてみると、二階建てピストンであったので、組立時には欲しい治具を作ってみました。

 


↑旋盤の調整用の試し切削ちうの図

 で、突然ですが、ウチの旋盤、オンボロです。じつは店主と同じ年生まれですが、
ヤツは5月生産なので、学年は一個下。辛うじて先輩です。(意味不明)
今回は90mmオーバーな円筒の内径を削る訳ですが、ソレでなくてもウチの貧弱な設備で
深い内径を削るのは歯がビビって大変なところ、今回はかなりな長尺なモンで、実際に削りって試しながら
ガタガタのベットのどの辺りで削るのが、一番具合が良いかを判断せねばなりません。
(んー、興味ない人には面白くない話だなぁー)
場合によっては、自動送りは諦めて、刃物台の向きを調整して真っ直ぐ削れるようにしたりする訳です。
んー、何も考えずに真っ直ぐ削れる機械が欲しいなぁ。
観察と調整に、納得できるまで楽々3時間ほど費やせる暇人クオリティー。

 


↑旋削完了後、工具の入る穴を掘りましたの図


↑こんなふうに使うのヨ~ンの図

 久しぶりにマイクロゲージやシリンダゲージ大活躍な旋削を完了。
今度はフライスに持って行きまして、ピストンの一階部分を締め付けている部品に
工具をかける為の穴なぞ掘り掘り。
 んー、ココまでに二日もかけられる暇人クオリティー。
(いや、別にずぅっと掛かりきりで作業していた訳じゃないデスよ)

 ちなみに、この治具、ロッドにピストンを組み込む際に、ピストン同士の芯を規制した状態で
締め付けたいという願望の産物です。ぶっちゃけ、多分こんな事しても、
性能にはほとんど影響しないと思いますけどね。でも、まー、この方が片当たりする率は
低いでしょうし、部品が長持ちすると思うんですよね。故障しにくくなれば良いなーと。

 


↑ビミョーですが、内径は三段階の図
上から、シールヘッド、一階ピストン、二階ピストンの順


↑左が今回作で、右が旧作の図
今回作は、二階ピストン部分が一体なのがミソなのねぇー

 で、個人的な今回の目玉。以前WP用に作った物は、元々あった工具に、
二階のピストン用のアダプタを追加したって経緯もあるのですが、
これだけ深い穴の底の径を100分台で調整するのはなかなか面倒な訳で、
今回はそれを実行してみました。
 一階ピストンは、プレーンベアリング付いているので、ほぼ同径。
その他は2/100mmのクリアランスで作ってみました。
ちなみに、円筒長90mmの内径の誤差は5/1000mm程に収まりました。
世の中的に、そんなのアタリマエでしょうけどね。
まー、ウチのオンボロも愛情かければ、そのくらいイケルのデス!
(と、自己満足の二日間が終わったのでありました)

Categories: work::tool | Permalink

こだわりの仕事ありがとうございます。
やっとスペシャルツールの意味がわかりました。
素人目にも誤差を限りなく抑える難しさ伝わってきます。

Posted by M本 at 2011/01/09 (Sun) 23:31:24

>M本さん

 あ、今回の場合、趣味の組立なので、
治具代は作業料に含まれませんので、ご安心を。
 多分、元より製品の完成度が高いので、作業の結果ではないと
思いますが、組立完了後のダンパユニットは、ガスを抜いた状態で、
シリンダを持って傾けると、ロッドの自重でスルスルと動きますヨ。
走らせるのをお楽しみに!

Posted by okamochi@店主 at 2011/01/11 (Tue) 17:16:50


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